レザークラフトの革裁断に必要な道具の解説!~初心者編~

革を切り出すのに必要な刃物 | カッターナイフ

革を裁断するのに使う刃物は、はじめのうちは手軽に手に入り、値段も安く、切れ味が落ちたらどんどん取り換えられて、何かと使い勝手がいいカッターナイフ一択だと思います。道具にこだわりたい人は別として、100均のカッターナイフでもそれほど困ることはないと言えます。

カッターナイフで革を切る場合、状況に応じて上の3種類のようなタイプがあると便利です。一番上は、細かいところ用、二番目はどこでも使える万能用、3つ目は厚い革を切る用みたいな感じですが、どれか一つとしたら、真ん中のスタンダードタイプがいいと思います。
100均のカッターでも構いませんが、力を入れて切るので丈夫そうなものを選ぶといいと思います。

柔らかい革には革切り鋏

コシのあるヌメ革を切るときは、カッターナイフでいいですが、クロムなめしの革など柔らかい革を切るときは、カッターだと切りづらい場合があります。そんな時は、布を切るような要領で革切り鋏が使いやすいです。
また、革切り鋏は、その他にも革を荒裁ちする時にも使えます。革を切り出す際は、荒裁ちと本裁ちという二段階で行うと作業しやすい場合があります。大きい革からいきなり型紙通りに小さなパーツを切り抜くのが大変なので、一旦大体の大きさで切り出しておいて、次に正確に本裁ちをするという流れです。
ただ、材料の革がカット革でそんなに大きくない場合や作業スペースが大きく取れる場合は、ひとまわり大きく切り取る分の無駄が出てしまうので、荒裁ちをしないでももちろんOKです。

革を切り出すのに必要な刃物の定番 | 革包丁

上記したようにはじめのうちは、カッターナイフ、必要なら革切り鋏で十分ですし、何なら趣味でやる程度であれば、ずっとそれだけでも大丈夫なのですが、興味があれば革包丁も使ってみるといいかもしれません。
レザークラフトではこっちが定番の裁断道具となっております。革包丁に慣れればカッターナイフより切るのに力も時間もかからない場合があります。そうは言っても曲線部分はカッターナイフでしょ?と思いがちですが、意外にこっちの方がきれいに早く切れるものです。また、つくる物のパーツ(革)の一部を削って(漉いて)薄くする必要が出てきた時にもこの刃物が使えます。プロがこれを使うのには理由があるというわけです。
ただ、革包丁の使用に当たっては、少しだけコツがいります。普通に柄を垂直にして切ろうとすると、切断面が斜めになってしまいます。これは革包丁の刃に少し角度が付いているためで、柄ではなく切断面が垂直になるように意識して、少し練習すればすぐに慣れるとは思いますが、そこは少し注意が必要なところです。
それから砥げば切れ味が戻って長く使えるという利点がある一方で、砥ぐことができないとそこで使えなくなってしまうという悲しい結末もあり得ます。安くても3,000円程度はしますので、使い捨てにならないよう購入する際は、砥石を使って砥ぐんだという覚悟を持ってゲットするか、3,000円?なら別に使い捨てでもいっか―という人はゲットしてください。

革包丁はちょっと、、、という人に代わりの別たち

砥石を扱ったことがないと、刃物を研ぐということに抵抗があるかもしれません。刃物砥ぎも奥深い世界ですので、少しずつ学ぶ必要があります。
そういう面倒な事はちょっと、という人には、この別たちという刃物が最適です。革包丁のように使えて、革包丁よりもクセがなく、刃は替え刃式なので切れなくなったら交換すればいいという優れものです。ですので、革包丁を使う前にこれを試してみるのもいいかもしれませんね。

革の裁断に使う下敷き

机の上に革を広げて、カッターナイフや革包丁で裁断する際は、下敷きを敷かないと机の天板を傷めることになります。このような作業の際に定番になっているのがカッターマットです。 価格が安く、切り跡が溝になりにくく、下に貫通することのない安心感、比較的刃物を傷めにくい、などなどの面がカッターマットの優れたポイントです。
机の保護のためのシートは必須ですので、一枚は入手しておくといいです。

レザークラフトでは、ビニール板という名前も見た目もシンプルな商品があります。これは文字通りビニール板なので、刃物も傷めにくいし、シンプルで安そうなのですが、意外とお値段が張るんですよね。同じサイズで比較するとカッターマットの方が安いんです。なんで?とは思いますが、そういうわけなので、お好きな方をひとつ。

革の裁断はきれいに正確に!これが一番大事

どの作業も美しさと正確さが必要です。それが良い作品を生み出すステップです。そして、革の裁断でも、けがきの線に沿ってきれいに正確に革を切り出さなければいけません。そのためには作業時の集中力も大切ですが、よく切れる刃物を使うこと、ここが重要です。
例えば、革包丁で切るのが本格的だからと言って、切れない革包丁でいつまでも作業するくらいなら、100均のカッターナイフをバキバキ折りながら、常に切れる状態で使っている方がよっぽどいいので、ご自分の性格も考えながら賢い選択をぜひともお願いして、締めのご挨拶とさせていただきます。