木鋏ケース | Two thirds/kのエピソード

ハンドメイド木鋏ケース

この木鋏ケースは、【木鋏ケース | Classic EL/k】の上1/3をなくしてしまったデザインです。

ハンドメイド木鋏ケース

【Classic EL/k】とはこれ↑です。
この形状は市販の鋏ケースに近い形で最もスタンダードですから、これはこれでよかったのですが、鋏の柄のうしろに革がない方が柄をつかみやすいのでは?と考えて、【木鋏革ケースtwo-thirds】をつくってみました。

実際に腰につけて出し入れしてみると、思惑通り鋏をつかみやすく、「これはなかなかいいな」と思ったのもつかの間...ベルトを外して置こうとした瞬間にクルっとケースが下向きになり、危うく鋏が落ちそうになり慌てました。

自作木鋏革ケース

ベルトを通す位置の関係上重心が変わり、こんな感じでクルっと回ってしまうことが判明しました。
まあ、このベルトがヘナヘナの布地なのも影響していますが。

自作木鋏革ケース

このように硬めのベルトでは、少し傾く程度で納まるので全然使えないというわけではありません。

ただ、もう一つ問題が...。
やはりベルトを通す位置の問題ですが、腰につけた時、普段より鋏のある位置が上に来てしまい、取りにくい感じがします。

何を言っているかわかるでしょうか?
説明下手ですみません、要するにいつもと違う位置に鋏が来ているので違和感があるのです。

これも慣れかもしれませんが、「そこまでして慣れる必要もあるのか?」という疑問もわき、今のところ実践では使用していません。

これらの問題点を解決する方法としては、もう少しだけベルトを通す位置を上に持ってくるということも考えられますが、そうしてしまうとデザイン的にこれほどエッジの効いた感じにならない気もします。

でも、面白いかも。それは今度作ってみようと思います。

ハンドメイド木鋏革ケース

わたし的にこの鋏ケースは、なかなか生かしたデザインで気に入ったのですが、実用上少々難ありということで、今は予備の鋏の保管ケースとして活躍しています。